SERVICEトランザクション・アドバイザリー
M&A再編の準備段階から実行・統合段階まで、専門家によるトランザクション全体の支援は欠かせません。当社では、財務・税務の専門家として、M&Aにおける様々な局面で、戦略的な意思決定から実務的な課題解決まで、包括的なアドバイザリーサービスを提供しています。
サービス
SERVICE
初期分析支援
 
                M&A再編の検討初期においては、アクセス可能な情報が制限されているものの、この段階で方向性や仮説を構築することで、後続プロセスを効率的に進めることができます。当社の初期分析支援サービスでは、この段階で得られる情報をもとに、専門的知見を活かしながら、案件における重要ポイントを体系的に整理していきます。
とくにクロスボーダーM&Aにおいては、国際会計基準(IFRS)と日本基準の違いや、各国の税制の違いを考慮した初期分析が重要です。また、業界特有の規制や取引慣行についても、早期に把握することで、円滑な案件進行が可能となります。
主なサービス内容
- 株式・事業価値の予備的検討
- 買収ストラクチャーの予備的検討
- 潜在的リスク、財務税務上の課題に関する予備的検討
- 財務・税務DDのスコープ等の予備的検討
ストラクチャリングアドバイス
 
                M&A再編を進めるにあたり、会計および税務の観点から最適なストラクチャーの構築を支援します。ファイナンスの視点も含めた総合的な支援を提供し、取引の効率性と実効性を高めます。
近年は、カーブアウトなど複雑な取引形態が増加しており、これらに対応した柔軟なストラクチャー設計が求められています。また、国際的な税務規制の強化に伴い、クロスボーダー取引におけるストラクチャーの重要性は一層高まる傾向です。
主なサービス内容
- 会計・税務の観点からの最適なストラクチャー提案
- クロスボーダー取引における税務影響の分析
- 組織再編スキームの検討
財務・税務デューデリジェンス
 
                財務・税務デューデリジェンスを通じて、投資判断に必要な情報を提供します。当社の財務デューデリジェンスでは、緻密かつ多角的な分析を行い、対象会社の収益力及びBSの実態を明らかにした上で、明瞭なドキュメント・洗練されたビジュアライゼーションによる業務提供を行います。また税務デューデリジェンスでは、通常の調査分析に加え、M&A・組織再編における税務リスクの評価から、最適なストラクチャリングに関するアドバイスまで、包括的なサービスを提供しています。
主なサービス内容
- 買収対象の実態把握(対象となるビジネスの収益力、BSの構造・内容、管理体制等)
- 価格交渉材料の整理
- ディールブレイカーの把握
- PMIにおける課題の整理(会計、税務、内部統制等)
- 取引条件に影響を与える重要ポイントの整理
バイサイド・セパレーションデューデリジェンス
 
                事業の一部を切り出して取得する場合、通常のデューデリジェンスに加えて、分離に関する追加的な分析が必要です。セパレーションDDでは、分離に伴うリスクと課題を特定し、取引実行可能性を評価します。
昨今はデジタル化の進展により、ITシステムの分離や移行に関する分析の重要性が増しています。また、人材の移管や知的財産権の取扱いなど、無形資産に関する評価と移転計画の策定も、重要な検討事項です。
主なサービス内容
- 分離対象事業の実態把握
- スタンドアロンコストの分析
- 移行期間中の必要機能の特定
- 分離に伴う追加コストの見積り
- TSA(移行期間中のサービス提供契約)の検討
- Day1対応に向けた課題整理
M&A再編会計税務支援
 
                企業価値評価や投資判断を適切に行うためには、精緻な財務モデルの構築が必要不可欠です。当社では、事業計画の分析や財務調査の結果に基づき、主要な財務指標の設定をサポートするとともに、複数の事業シナリオに対応した財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)の作成を支援いたします。
主なサービス内容
- 財務モデリングの構築支援
- 会計・税務上の論点整理
- 組織再編に伴う会計処理の検討
- 取引スキームの会計・税務影響分析
- クロージング後の統合作業支援
セルサイドFA支援
 
                弊社のセルサイドFA支援は、買手及び売手双方から手数料を収受するM&A仲介ではなく、売手の立場から売主の利益の最大化を目的とし、買手候補者との交渉を行います。適正な売却取引を成功させるためには、売却対象の価値を最大限に引き出し、適切に買い手に伝えることが重要です。
主なサービス内容
- 買手候補者へのタッピング
- 財務・税務に係るベンダーデューデリジェンスの実施
- 情報開示資料(IM)作成支援
- バリュエーション分析
- 財務データルーム準備支援
- バイサイドによるデューデリジェンス対応支援
- 買収候補先との協議支援
- SPA(株式譲渡契約書)の条件交渉に係る助言
セルサイド・カーブアウト支援
 
                事業の一部を切り出して売却する場合、対象事業の切り出しに関する実務的な課題が数多く存在します。セルサイド・カーブアウト支援では、カーブアウト事業に係る資産・負債、人員、システム、契約・許認可、プロセスを分離した結果生じるスタンドアロンイシューを把握し、バイサイドに示します。またその財務影響を分析し、プロフォーマ財務諸表を作成することにより、対象事業の買収後の絵姿を踏まえた事業計画の作成をサポートします。
主なサービス内容
- カーブアウト対象の特定と範囲設定
- 分離に伴う財務インパクト分析
- 移管資産・負債の特定と評価
- 共通費用の配賦方法の検討
- 移行期間中のサービス提供体制の検討
- 分離後の管理体制構築支援